2019.01.31

RENAULT PRESSE #84 FEATURE:ルノーのクルマづくりはフランスへのオマージュだ。クルマから浮かび上がるフランスのエッセンス。


  • Renault Presse #084, JANUARY 2019
  • ルノーのクルマづくりはフランスへのオマージュだ。
    クルマから浮かび上がるフランスのエッセンス。

  • ルノー車に共通しているのはフランス人の考え方に基づいたクルマづくり。
  • 多種多様なルノー車に触れることで
  • さまざまなフランスのエッセンスを感じてほしい。
  •  ルノーファンの皆さん、ボンジュール! 厳しい寒さが続いていますが、冬のドライブを楽しんでいますか?

     私たちルノー・ジャポンは2月2日(土)~3日(日)まで、全国のルノーディーラーで「ルノー バレンタイン フェア」を開催します。

     パリが仕立てたコンパクト「ルノー トゥインゴ」、遊びの空間「ルノー カングー」、スポーツマインドを刺激する「ルノー メガーヌ」、さらに「ルノー・スポール」のエンジニアたちによって潜在能力を極限まで引き出した「メガーヌ R.S.」など、バラエティ豊かなモデルを体感していただける貴重な機会です。

     今回はさまざまなルノー車を試せるこのタイミングにあわせて、ルノー車から浮かび上がるフランスらしさについてお話ししたいと思います。

     創業から120年間、パリ生まれのルノーが見つめてきたものは、フランス人の人生です。そのものづくりには必然的にフランスらしさが色濃く映し出されています。ルノーを選ぶ人たちが求めているもの、それはフランスのエッセンスです。ハイセンスなカラーリングやエレガントなフォルム、快適なインテリアには、フランスへのオマージュが込められています。

     まずお客様が最初に目にするのはエクステリアカラー。ルノーのチーフデザイナーであるローレンス・ヴァン・デン・アッカーが考えるフレンチイズムには色が重要な要素として関わっています。


  •  フランス人にとってクルマの人気色はシルバーや白といったモノトーンですが、なぜかというとリセールバリューが高いから。これは合理主義をとるフランス人らしい志向だと思いますが、私たちが伝えたいフランスらしさではありません。

     アッカーが最初に発表したモデルであるルーテシアのテーマカラーはルージュ フラムでした。この鮮烈な赤と「恋に落ちる」というコンセプトはパリの街を舞台に愛し合うカップルたちから導かれたもの。そこから感じられる人肌の温度と官能性を含めてフレンチイズムだと考えているのです。

     また、トゥインゴではパリをファッションの都ととらえました。歴史ある建築と現代アートが溶け合う街並みでも一目でそれとわかるクルマをつくるべく、ブルー ドラジェをはじめとする個性的なカラーを取り込んでいます。

     デザインについては工業デザインに寄りすぎていない点がルノーのフレンチイズムを物語っています。ルノー車は昔から直線をなるべく少なくしたデザインが特徴的です。アッカーの就任以降に発表されたルーテシアやキャプチャーはほとんどを曲線で構成されていますが、ここにも温かみと人間らしさが表現されているんですね。


  •  インテリアはどうでしょうか。包まれるようなシートからステアリング、スイッチまで人間工学に基づいて設計されています。例えばフランスを代表する建築家のル・コルビュジエやインテリアデザイナーのフィリップ・スタルクがそうであったように、ファンクショナリティとの融合がフランスらしいデザインなのです。

     ところで、私はフランス人ほどケチな人はいないと思っています。見栄を張ることはフランスではとても恥ずかしいことだとみなされています。ルノーのクルマづくりにも同じことが当てはまります。旧建築が立ち並ぶフランスでは、築100年以上のアパートは珍しくありません。過去に私も暮らしていたことがありますが、フランス人は外観が古い建物に住んでいても、室内空間にお金をかけて快適なものにしようと努めます。その理由は自宅で家族や友人たちとパーティーを開く文化が当たり前にあるから。彼らと過ごすために居心地の良い空間づくりを心がけているんです。

     この習慣から私が何をお伝えしたいのか。それは大切にすべきはコアな部分ということです。生活空間をクルマづくりに置き換えると、ルノーが最初に意識しているのはドライバーの身体が触れるシートやステアリングの感触なのです。色やデザインをきっかけに、車内空間からもフレンチイズムを感じとっていただけると嬉しく思います。私たちがルノー車に詰め込んだ一つひとつのフランスへのオマージュをお近くのルノーディーラーにてお確かめください。

※掲載情報は2019年1月時点のものです。

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