2024.04.16

趣味と暮らしをアシストするフランス生まれのカングー。 Vol.15 / 迫田将輝 BARBER SAKOTA


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たくさんの荷物を積み込める高い積載量と、フランス生まれのデザインが魅力的な〈ルノー(RENAULT)〉の「カングー(KANGOO)」。この連載を通して、さまざまな角度からこのクルマの魅力を発信してきましたが、今回なんと、はじめてのリアルユーザーが登場です。気になる搭乗者は、下高井戸の理容室としてすっかりおなじみの存在となった「BARBER SAKOTA」の迫田将輝さん。昨年末に納車されたばかりというシルバーカラーのクールな「カングー」に乗って、迫田さんのライフスタイルに密着します。

Photo_Fumihiko Ikemoto
Text_Tsuji
Edit_Yosuke Ishii



  • 迫田将輝
    東京都出身。いくつかの理容室で経験を積んだのち、2016年に下高井戸に「BARBER SAKOTA」をオープン。理容師として店頭に立ちながら、オリジナルのグリースやヘアオイル、さらにはアパレルも販売。2023年3月にリニューアルを果たした新型の「カングー」が昨年末に納車されたばかり。



積載スペースが広々としているから、すごく助かっている。


春の足音がすぐ近くに聞こえてきた3月のとある日、シルバーカラーの「カングー」が停車しています。ここは下高井戸にある「BARBER SAKOTA」。オーナーの迫田将輝さんが、昨年末に納車されたばかりという「カングー」に荷物を積み込みます。

今回は迫田さんの休日に密着予定。荷室には迫田さんのキャラクターを形作るスケートボードや自転車を載せていきます。

ずっしりとした太いタイヤがついたマウンテンバイクも、「カングー」の高い積載量ならご覧の通り、余裕を残しながら収納可能です。

「今日はいつも乗っている自転車をメンテナンスに出そうと思ってます。普段もこうやってクルマに載せて持って行って、メンテナンス中に違うところへ出かけたりするんです。あとはお店で扱っているTシャツや整髪料の在庫が多いときに『カングー』に載せて、倉庫代わりに使ったりもしていますね。積載スペースが広々としているから、すごく助かってます」





積み込みが完了したら、さっそく運転席へ。ダッシュボートの上には小物用のポケットが配備され、8インチマルチメディアイージーリンクでは、車両の各種設定、オーディオ操作、外部機器との接続が可能に。昨年3月にリニューアルを果たし、しっかりと実用的な機能が備えられている上、水平基調のシャープなデザインにドレスアップされているのです。

「すごくモダンな印象がありますね。これくらいのデザインがちょうどいいと思います。ギラギラしすぎているのは、ちょっと自分に合わない気がするので」

この日は生憎の空模様。天気がぐずつく前に早めの行動を取るのがよさそう。ということで、さっそく最初の目的地へと出発です。

「雲行きはちょっと怪しいけど、そういうときこそクルマがあると便利ですよね。今日はこれから中野にある行きつけの自転車屋にマウンテンバイクを預けてから、スケートパークへ移動してスケートしに行く予定です」


普遍的なカラーなんだけど、「カングー」になるとそれが新鮮。

慣れたハンドル捌きで下高井戸から中野まで向かう迫田さん。そもそもどうして「カングー」を手に入れようと思ったのでしょうか?

「前に乗っていたクルマがちょっとイカつかったんですよ(笑)、それで乗り換えたいなぁって思って。古いヴィンテージのクルマも渋くてカッコいいんだけど、壊れやすいという話もよく聞くじゃないですか。それがいまの生活にはフィットしないと思って、壊れにくくて、ひととは違う珍しいクルマを探していたんです」


そこで見つけたのが「『カングー』だった」と迫田さんは続けます。

「自分は自転車にも乗るんで、今日みたいに載せられるクルマが欲しかったんですよ。それで『カングー』が目に留まったんです。ギラついた感じがしなくて、親しみのあるデザインが魅力的だと思ったし、なおかつ街で見かけるとちょっと気になるじゃないですか」

「カングー」といえば、イエローカラーが印象的。ですが、迫田さんが選んだのはシルバー。ここにも迫田さんのこだわりがありました。

「イエローは街でよく見かけるけど、シルバーはあまり見かけない。それがいいなって思って。シルバーって乗用車として限りなく普遍的なカラーなんだけど、『カングー』になるとそれが新鮮に見える。そのギャップがおもしろいなって思ったんです」


そんな話をしていると、「カングー」は最初の目的地に到着。自転車を降ろし、店内へと向かいます。


他とは違うことをしようというお店の姿勢に共感する。


到着したのは中野にある「CRUMB CYCLES」。ここは迫田さんの知り合いのお店で、いま乗っている自転車もここで組んだのだとか。


「カングー」を駐車場に停め、店主とゆっくり話をしながら、自転車の状態について相談します。

「店主の松本さんとは付き合いが長くて、もう知り合って10年くらい経つのかな? このお店がはじまった頃に『バーバー サコタ』でポップアップをやったりして、ずっと交流があるんです」


店内には所狭しとさまざまなパーツが並びます。「松本さんとはノリやセンスが合う」と迫田さん。それがここに来るいちばんの理由なんだとか。

「他のお店がやってないことをやろうとしていて、その姿勢に共感するというか。オリジナルで『CHUNK』っていうフレームもつくっているんですよ。ぼくが乗っているのも、それで組んだマウンテンバイクなんです」

そんなことを教えてもらいながら、愛車をお店に預けて次なる目的地へ。今度はどこへ向かうのでしょうか?


天井が高くて圧迫感がないから、リラックスしてドライブができる。

「つぎはスケートパークへ向かいます」。そんなことを話しながら、目的地へ向かうため高速道路へ。雨は本降りではないものの、回復もせず。「屋根のあるスケートパークが都内にあるんですよ」と迫田さん。

「今日みたいな天気の日にやっぱりクルマはちょうどいいですね。いつもはクルマで郊外の広いスケートパークへ行くんですけど、そこは屋外なんですよ。今日は雨がいつ強くなるかわからないし、屋根付きのパークに行こうと思います」

目的地に向かって軽快な走りを見せる「カングー」。納車から数ヶ月が経過し、「運転も慣れてきた」と迫田さんは話します。

「商用車としてつくられているクルマだから、購入前はハンドルの取り回しが固そうなイメージがあったんです。でも、実際に乗ってみるとそんなことはなくて。疲れることなく運転ができますね。エンジンの反応もいいし、普段乗っていて不自由を感じることはないです」

運転のしやすさに加えて、居住性のよさについても迫田さんは言及します。

「運転席に座るときも屈まずに乗れるのがいい。それに天井が高いから、座ってても圧迫感がなくてリラックスしてドライブできます。運転席の周りにはいろんなポケットがついていて、機能的にもすごく便利ですし」

「あと運転していて思うのは、すごく視界が広いんですよ。ミラーも広角だから周りが確認しやすいし、そういう部分も気に入っています。めちゃくちゃ運転しやすいですよ」



楽しめるか楽しめないかは、自分の気持ち次第。


続いての目的地である板橋のスケートパーク「TRINITY」に到着した「カングー」。早速スケートの準備に取り掛かります。

「ここは屋内だし、駅からも近いから、むかしよく滑りに来ていたんですよ。だけど、今回クルマでラクに来れたのはよかったですね」


20代半ばでスケートをはじめたという迫田さんは、独立して自分のお店を持った現在でも、週に1回はスケートをしているそう。

「友達何人かと一緒にはじめたんですけど、いまでもやっているのはぼくくらいなんです。上手に滑れるわけでもないんですけど、ただ単に楽しいから続けているというか。遊びってなんでもそうだと思うけど、楽しめるか楽しめないかは自分の気持ち次第。そういう意味でぼくは楽しみを見つけるのはむかしから得意なんです」

そうして楽しみを見つけながら続けることでいつしか自身のキャラクターとなり、それが「BARBER SAKOTA」にも色濃く反映されているのは言うまでもありません。

「独立する前から床屋っていうだけじゃなくて、なにかお店の色みたいなのがあるといいなって思っていたんです。それが結果的にスケートだったり、自転車だったりになったんですけど、やっててよかったなって思いますね。同じ趣味を持っているひととの共通言語になって、新しい出会いも生まれやすいですし」


「仕事とは別に趣味が充実すると、生活の質がぐんと上がりますね」。そんなことをボソッと呟く迫田さん。当たり前のことかもしれないけれど、大人になってそれを継続するのは決して簡単なことではないはずです。


「クルマを買ってからは山へ行って自転車に乗ったりもしていて。そうやって行動範囲が広がることによって、いつもとは違うアイデアが浮かんだりする。あとは考えていることや、気持ちの整理とかもできたりして、いろんなことがすっきりするんです。だからやっぱり趣味って大事だなって思いますね」


クルマを運転するようになって、遠い場所も距離が縮まった。


数時間のスケートを終え、心なしか顔つきがすっきりとした様子の迫田さん。再び「カングー」に乗って自転車を引き取りに行き、帰路へつきます。


スケート中に雨は大降りになり、気持ちを引き締めて運転に集中します。

「さっきの趣味で気持ちが整理されるっていう話は、運転にも近いものを感じますね。運転をしていると、同じように頭の中がすっきりとしたり、新しいアイデアが生まれたりする。ゆっくり湯船に浸かったり、サウナに入って考え事をするのとは違う頭の回転が生まれるというか。やっぱり手を動かしながら、何かを考えるのがいいんでしょうね」

コロナ禍で人々のライフスタイルが一変したときに、迫田さんの家庭でも自身の子どもが2歳になり、いろいろなことを考えざるを得なかったといいます。そこでクルマを手に入れようと決意。結果的にそれが生活をいい方向に導いたと続けます。

「ぼくはもともとペーパードライバーだったんですけど、クルマを運転をするようになって、ドライブをするのが好きになりました。それに行動範囲もすごく広がったし、いろんなところへアクセスしやすくなったことで、遠い場所も距離が縮まった感覚があるんです。休みの日に家族と一緒にでかけるときも安心だし、なによりラクなんですよね」

現在は「カングー」を手に入れ、趣味が充実し、それが仕事においても好影響をもたらしています。しかも、「カングー」はまだ納車されたばかり。新たな道具を手に入れると期待で胸が踊るように、その使い方を考えたときに、頭の中はきっとさまざまなアイデアや可能性で満ちることでしょう。これから「カングー」に乗ってどんなことをしたいか。迫田さんにそんなことを最後に尋ねると、こんな答えが返ってきました。

「自転車とかをカスタムするのが好きなんで、『カングー』も自分らしくカスタムしたいなぁって思ってます。それこそ、いいアイデアを獲得しに『カングージャンボリー』へ出かけてみるのもいいかもしれないですね。現時点では、いま乗っている新しいモデルにあえて古いモデルのホイールを履かせてみるのもおもしろいかなって思ったり。どうすればイケてるクルマになるか、まだ未知数でもあるので、いまはいろいろと情報収集している段階ですね。だけど、それがすごく楽しいです」


■問い合わせ
ルノー・ジャポン 
電話:0120-676-365 (受付時間 9:00~18:00、年中無休) 
www.renault.jp 

RENAULT KANGOO INTENS 
¥3,950,000〜(全国メーカー希望小売価格) 
https://www.renault.jp/car_lineup/kangoo/


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