2021.03.26
Life with Renault CAPTUR ルノー キャプチャーで走る東京と鎌倉。長い距離が生むバランスのいい生活。
Life with Renault CAPTUR
ルノー キャプチャーで走る東京と鎌倉。長い距離が生むバランスのいい生活。
大事なのは“良い”という気持ちをお客さまに伝えること。
とある春の日の朝。普段はたくさんの人々で賑わう青山も、この時間はまだ人通りがすくなく静かです。そんな街の中を走る〈ルノー〉の「キャプチャー」。瀟洒な建物が軒を連ねる青山の景色に、「キャプチャー」はすんなりと馴染みます。
今回このクルマを運転しているのは柿本陽平さん。骨董通り沿いにあるセレクトショップ「ブルーム&ブランチ」のディレクターを務めています。
このお店がオープンしたのは2014年のこと。店内には柿本さんがセレクトした服はもちろん、器などの工芸品や、シューケアのショップ・イン・ショップ、そしてコーヒーショップも併設。トラディショナルなものに敬意を払いながら、いまの時代の空気も的確に捉え、そうした要素を上手にミックスしています。
「ここでセレクトしているのは、心が動かされたアイテムです。さまざまなブランドの展示会に訪れる中で、本当に良いと思ったものを置いています。ぼくらの仕事で大事なのは、そうした“良い”という気持ちをお客さまに伝えること。でも、それをするのは店頭に立つスタッフですよね。だから、展示会で服を見ているときに思い浮かべるのは、スタッフたちの顔だったりするんです。『この服はすごくかっこいいけど、自分には似合わない。でも、青山店の店長は絶対これ好きだろうな』みたいな感じで」
『ブルーム&ブランチ』は全国に4つのお店を構えていますが、「それぞれのお店によって置いている商品が異なる」と柿本さんは続けます。
「それはつまり、そこで働くスタッフたちの好みも加味しているということです。週に1回は各店の店長たちと顔を合わせ、コミュニケーションを取りながら状況を把握しています。着ている服とかも見ながら『そのブランド好きなんだね』みたいな話をしたりして。服をオーダーする前に店長に電話をして、相談をしたりもしていますね。そうすることで店長たちも買い付けに参加してもらうような感覚です。それによって連帯感が生まれると思うんですよ、『柿本さんが買ってきた服』じゃなくて、『自分のアドバイスによって仕入れた服』という風に」
お店の中にあるコーヒーショップ「COBI COFFEE」で、コーヒーを飲みながらそう語る柿本さん。お店には週に1度は訪れ、商品チェックをしたり、スタッフたちとコミュニケーションを取っています。そして空いた時間にコーヒーを飲みながら、仕事のアイデアを煮詰めているそう。帰りには自宅用の豆も買って、お店を後にするのが柿本さんのルーティンです。
「自家焙煎のコーヒーだけでなく、ユニークな海外のロースターから取り寄せたり、この界隈でも有数のこだわりを持ち1杯に情熱を注いでいます。コーヒーをドリップするときにネル生地を使っているんです。ネルドリップでしか出せない味わいや口当たりがあって、これはむかしの純喫茶などで当たり前のように採用されていた抽出方法なんですけど、ネルの煮沸が必要だったり、短いスパンで交換が必要だったりと手間もコストもかかり、時代とともにどんどん廃れていってしまっているんです。厳選したスペシャリティコーヒーの個性と、そうした古き良き日本の伝統を組み合わせてコーヒーを淹れるのがこのお店の特徴なんです」
ルノーにはポジティブな印象しかない。
「ブルーム&ブランチ」での作業を終え、「キャプチャー」に乗って柿本さんが次に向かったのは銀座。お昼に近づくにつれて交通量が増えてきた東京の道をスムーズにドライブします。
「クルマの運転は気分転換になりますよね。趣味であるサーフィンに行くときや、昨年オープンした自分のお店に行くとき、あとは妻と子供を連れて出かけるときなど、週に5、6回は乗っています」
滑らかな運転で「キャプチャー」を走らせる柿本さん。「このクルマ、運転しやすいですね」と話しながらアクセルを踏んで、目的地に向かってスイスイと進んでいきます。
「走りがすごく軽快で気持ちがいい。それでいてダイナミックさも感じられて、アクセルを踏んだときのリアクションに力強さを感じます。さすがSUVですよね。はじめて乗った人でも操作にすぐ慣れると思いますし、乗っていてイヤなところがないです。それに、デザインが都会的なところも魅力的に感じます。〈ルノー〉らしい丸みのあるシルエットを継承しながら、凛とした精悍な表情も感じられて、しなやかさと剛健さがいいバランスでミックスされているように感じます。インテリアのデザインも無駄なものがなくてスッキリしていますよね」
柿本さんは服の買い付けで定期的にフランスに訪れていて、現地で〈ルノー〉のクルマに乗ってヴィンテージウェアの仕入れもしていたそうです。
「いまはコロナで海外に行けないですけど、その前までは年に2回、パリへ行っていました。現地ではそこらじゅうで〈ルノー〉を見かけましたね。だからパリの街並みに合うクルマという印象。日本から見たら外国車だけど、すごく日常に寄り添っている感覚があります。やっぱりぼくもフランスがすごく好きなので、〈ルノー〉にはポジティブな印象しかないんです」
力強い走りが魅力的なSUV。柿本さんは「キャプチャー」に乗って「キャンプに行ってみたい」と話します。
「最近は海だけじゃなくて、山の遊びにも興味が出てきました。子供ができたというのも大きいんですが、妻と『大きくなったらキャンプにいきたいね』なんて話したりもしています。SUVなら山道も走りやすいでしょうし、このクルマなら荷物もちゃんと乗りそうなので」
せわしない東京の中でリラックスできる貴重な場所。
そんな話をしていると、あっという間に「キャプチャー」は目的地に到着。銀座にある「KIKKAKE」は柿本さん行きつけの美容室です。
「オーナーの川嶋さんはプライベートでも仲がいいんです。最近彼も逗子に移住してきたこともあってしょっちゅう会っているし、何度か大晦日には格闘技を見に行ったこともあります(笑)」
1.5ヶ月に一回ほどここで髪を切っている柿本さんにとって、ここは「東京で唯一くつろげる場所」とのこと。
「銀座って立地的に敷居の高いイメージがありますけど、ここはまったくそんなことなくてアットホーム。働いているスタッフみなさんが気さくで、『ブルーム&ブランチ』でやっている〈フランネル〉や〈キジ〉というブランドの展示会にもみんなで遊びに来てくれたりするんです。美容師と客という垣根を超えた繋がりがあって、緊張感がまったくないですね」
仕事中とはちがい、くだけた表情で川嶋さんと接する柿本さん。気心を知る人とのコミュニケーションが、いかに大事であるかということが伝わってきます。
「居心地がいいだけじゃなくて、カットの腕前もすごくいいんですよ。ぼくの好みのテイストを理解してくれているし、きちんとコミュニケーションを取って好きな髪型にしてくれるので、本当に信頼しています。だから、ここに来ると本当に安心するんです」
刺激の多い東京はアイデアや感性を刺激する場所。
散髪を終えた柿本さんが次に向かうのは、駒沢。現在は逗子で家族と一緒に暮らす柿本さんが、東京にいた頃に住んでいた場所です。
「キャプチャー」は7インチのマルチメディア「イージーリンク」を搭載していて、ケーブルを繋ぐだけでスマートホンと簡単に同期が可能。普段使い慣れたナビゲーションアプリを使って運転することができます。音楽アプリ「Spotify」とも連携しているので、ドライブ中のBGMに困ることもありません。「ケーブルを差すだけで繋がるなんてすごいですね」と、その使い勝手のよさに柿本さんも太鼓判を押します。
ナビの指示に従ってクルマを走らせ、無事に駒沢に到着。公園をゆっくり散歩しながら、東京という大都会に思いを馳せます。
「いまは生活のほとんどを逗子や鎌倉で過ごしていて、東京に来るのは週に2日ほど。やっぱり街のスピードの早さは感じますね。いろんな景色が劇的に変化しているし、東京でしか味わえない刺激もたくさんあります。そうした場所にいることで生まれるアイデアはありますよね」
柿本さんにとって東京はアイデアが生まれる場所。だけど、ここにいるだけでは自身の活動は成立しないと続けます。
「ぼくらの仕事はアイデアや感性が重要です。そういう意味で東京はそうしたネタ探しができるし、ここがあるからこそ自分の仕事が成立しています。でも情報が多すぎる部分もあるし、忙しなさもある。だからぼくにとっては深く考える時間も必要なんです。そういう意味では逗子に住まいをもうけたことで、ゆっくりと時間が流れる中で東京で得たアイデアを煮詰めることができる。だから、ぼくにとっては両方とも大事な場所ですね。いまの生活はすごく充実していて、いいバランスで毎日を過ごすことができています」
自分がいいと思うものしかないから、伝える言葉は全部真実。
公園でゆっくりと過ごした後は、鎌倉にある柿本さんのお店「柿乃葉」へと出発します。
小さな路地や細い道が多い鎌倉。〈ルノー〉が生まれたフランスのパリも、鎌倉とおなじように小さな道が多く存在します。そうしたところでもスムーズに運転できるのは、「キャプチャー」がコンパクトなクルマだからこそ。
「すごく小回りが利きますよね。もともと車体が大きなSUVに乗っていて、それと比べると本当にラクです。鎌倉って本当に道が狭いんですよ。だから大きなクルマでギリギリ通れるような道でも、『キャプチャー』ならストレスなく運転することができますね」
続けて柿本さんはこんなことも話していました。
「これなら女性でも運転しやすいと思います。うちの妻も狭い道はニガテみたいなんですけど、『キャプチャー』のサイズ感ならきっと大丈夫だと思うんです。運転席に座っていて視界が悪いところもないですし、なにも気にならないっていうことは、外が見やすいってことですよね」
パーキングに「キャプチャー」を停め、鎌倉の細い路地を歩きながらたどり着いたのが「柿乃葉」。昨年の秋に柿本さんがオープンした新しいお店です。鎌倉駅から歩いてすぐの立地でありながら、静穏な空気が流れる場所にこのお店はあります。
「週末にサーフィンで鎌倉に頻繁に来るようになってからこの土地に惹かれていって、いつかはお店をだしたいと考えていました。逗子に引っ越したのも、そうした町の雰囲気に魅了されたからなんです。お店の物件をずっと探すなかで、不思議な縁でここを紹介していただいて。求めていたものがすべて揃った理想的な空間で、なにか自分の中で運命めいたものを感じました。それですぐにここでやろうと決めたんです」
週に2、3回は都内に向かい、そのほかの日は休日を除いてほぼ「柿乃葉」で仕事をしているという柿本さん。「柿乃葉」は仕入れから接客はもちろん、商品の撮影、ブログやインスタグラムの更新、オンラインショップの管理や発送作業など、すべて柿本さんひとりでこなしています。
「『ブルーム&ブランチ』と『柿乃葉』のなにが違うかというと、ここはぼくが自分本位でわがままに小売りを追求するお店なんです。自分が定価をだして買いたいと思うものがここには置いてあります。自分が着たくてなおかつ自分に似合うと思えるもののみ、価格も気にせずに仕入れて、マークダウンもしません。そうしたものを店頭で自分の言葉を通じてお客さんに伝える。『ブルーム&ブランチ』ではスタッフが接客しますけど、『柿乃葉』ではぼくがそれをやります。自分が局地的に気に入っているものを少量揃えるだけのシンプルな構成なので、伝える熱量も増すだろうしそこに真実しか無いと思うんですよ」
鎌倉はファッションをやるのが難しいと言われている場所。それにも関わらず、柿本さんがセレクトしたアイテムを求めて、たくさんのお客さんがここに訪れるといいます。
「ぼくの言葉にウソが無いって、お客さんにも伝わっているからだと思います。自分がお客さんの立場になったとき、誰から買うっていうのはすごく重要ですよね。ぼくはファッションビジネスという言葉が好きになれなくて、利益追及のためだけのものづくりや、仕入れというのは絶対にしない。常にその気持ちを持ちながらこの仕事を続けてきました。お客様はもちろん、つくり手にとっても温度感のある店がつくりたいんです。そういう意味で、お客さんはぼくのことを信頼してくださっているのかもしれません」
おすすめする言葉にウソがないこと。そこに信頼感が生まれ、お客さんはお店に足を運ぶ。すごくシンプルでまともなことですが、簡単にできることではありません。でも柿本さんは、それを「柿乃葉」と「ブルーム&ブランチ」の両方のお店で徹底しています。
「『これがいい!』という熱意はお客さんに伝わるんです。それにぼくらの扱っている服は決して安いものではないし、それを売るには真実をつたえないと厳しいと思っています」
オンとオフの切り替えがきちんとできるようになった。
「柿乃葉」を後にした柿本さんが最後に向かったのは、海。趣味であるサーフィンを通してその魅力を知り、ついには逗子に引っ越してくるほどに海が好きだと話します。
「時期にもよりますけど、週に2回はサーフィンをやりたいなと思ってます。海に入ったあとって頭がすごくクリアになるんです。ランニングとか、サウナもそうだと思うんですけど、ちょっと瞑想的な要素も感じますね。体のなかに溜まったものが全部外にでるというか、リセットされる感覚がありますね」
一方で、クルマに乗っている時間は柿本さんにとって「考える時間になっている」といいます。サーフィンがアウトプットだとしたら、運転はインプット。両者が生活の中でうまく共存し、いい流れを柿本さんにもたらしているのかもしれません。
「家から『柿乃葉』への行き来はクルマでしているんですが、運転中は音楽もつけづにひたすら考え事をしています。音楽をつけると思考がそっちに持っていかれちゃうんです。仕事のアイデアを形にするために、どうしたらいいのか? そんなことを考えるのに最適な場所なんです」
そろそろ日が落ちてきて、空が次第に暗くなってきました。この日はあいにくの曇り空で美しい夕焼けを臨むことはできませんでしたが、それでも微かに海が赤らんでいました。
「ここに一度住んでしまうと、もう東京には住めないと思うことがあります。いちばん大きいのは、オンとオフの切り替えがきちんとできるようになったこと。そのぶん、集中力もすごく増すんです。東京にいると、仕事じゃないときでもそういうモードに入っちゃってる感覚がありました。でもこっちに来ると、それが完全にオフになる。リラックスできて、着るものも変わります。それはここまで離れた場所じゃないとできないことなのかなと思いますね」
逗子と東京。その両方を行き来することで生まれるバランスは柿本さんにとって理想的で、「やっぱりこれだったという感覚があります」と語ります。最後に柿本さんに今後やりたいことについて尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「あと少しでぼくは40歳になるんですけど、もっと自由に自分のやりたいことを貪欲に形にしたいですね。それを実現するために『柿乃葉』をつくったので、いまはお店を充実させたいと思っています。お店は伝える場所だし、出来るだけ小さくシンプルな編集をして、ぼくひとりでやることに意味がある。いまは有難いことにお店に来てくれるのは東京からのお客さんが多いので、もっと地元の方にも来ていただけるように、信頼感のあるお店づくりをしていきたいと思っています」
柿本陽平 ブルーム&ブランチ ディレクター、「柿乃葉」オーナー
熊本県出身。セレクトショップにて販売とプレスを経験後、2014年に「ブルーム&ブランチ」のディレクターに就任。2020年には自身がオーナーを務める「柿乃葉」を鎌倉にオープンさせる。現在は逗子に住まいをもうけ、そこから東京と鎌倉を行き来する生活を送っている。
INFORMATION
BLOOM&BRANCH
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